Mie女性起業支援室の高原です。
緊急事態宣言の対象が全国に拡大され、三重県内の新型コロナウィルス感染者数も日に日に増えています。
在宅勤務や職場が休みになって家にいる人が多い一方、医療の現場で人の生命を守る仕事をしている人、日々変わる状況に対応しながら対策を考える仕事をしている人、保育園や学童で子どもを預かる仕事をしている人、介護の現場で働いている人、スーパーやコンビニ・ドラッグストアなどで仕事をしている人など、「生命」と「生活」を支える現場でお仕事をしている人も大勢いらっしゃいます。
起業している方からも、「大きく売り上げが減った」「この状況がいつまで続くのか不安」といった声が聞こえてきます。本当に大変なことがあちこちで起きていて、また、どう対応したらよいのか途方に暮れている方もいらっしゃるでしょう。
今回のテーマは、起業しているかどうかにはあまり関係ありません。
この危機的な状況を、どう乗り越えるかについて考えてみたいと思います。
#010:理性
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道理によって物事を判断する心の働き。論理的、概念的に思考する能力。
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善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力。「理性を失ってつっ走る」
…デジタル大辞泉(小学館)より
この危機的な状況を乗り越えるためには、次の4つのことが大切になってくるのではと感じています。
①「正しく」怖がる
今となっては「新型コロナはインフルエンザのようなもの」という人は少なくなりました。
軽く捉えることは危険ですが、怖がりすぎることも同じくらい危険です。
目に見えないウィルスだからこそ、「手洗い、うがい、マスク、不要な外出を避ける、不要な集まりをしない」などの、基本的な予防をしていきましょう。
また、「感染すること・感染者=悪」ではありません。
この先、さらに感染者数が増えることも考えると、身近に感染者が出たとしても、落ち着いて基本的な予防を続けていきたいものです。
②「正しい情報」を得る
「恐怖心」「不安感」「良かれと思って」などの理由から、とにかくデマ情報が氾濫しています。
初期のトイレットペーパーの買い占めなどのニュースを見て、「ウィルスよりも怖いのは人の心だ」と感じました。
正しくて、最新の情報を得ることがとても大切です。
それぞれHPで最新情報が更新されていますし、サイトを見てもよく分からない場合は、誰かに相談してみましょう。
【三重県の状況】
https://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000066.htm
【新型コロナウイルス感染症関連-経済産業省-】-事業者向け(融資/補助金/助成金)
https://www.meti.go.jp/covid-19/
【雇用調整助成金-厚生労働省-】従業員を雇っている方向け
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
③「正しく」支え合う
「自分さえよければいい」と思って行動する人が多いか、「周りの人に対しても自分のできることをする」と思って行動する人が多いかで、コミュニティの質に大きな差が出てきます。
もし、あなたが困った状況にあれば、「助けて」と周りにヘルプを出しましょう。
もし、あなたの周りの人がヘルプを出していたら、できることで助けてあげましょう。
上手にヘルプを出して、そのヘルプに対して色々な助けがあることは、コロナ後をどう生きるかにも大きく関わってくるはずです。
④免疫力を高める
ウィルスは目に見えません。新型コロナと比較してよく取り上げられるのが、1918年のスペイン風邪の流行で、その時はウィルスの突然変異により第1波、第2波、第3波があったとのことです。
今できることは、それぞれが免疫力を高めておくことだろうと思います。
これから、多種多様な食品、薬、サプリ、健康法、アロマ、などなど、色々と売り出されることと思いますが、そういうものに頼る前に「睡眠時間を長くとる、ストレスを少なくする、体を動かす、偏りのない食生活、お酒を飲みすぎない」などを実践することの方が、大きな意味があるでしょう。
もう一つ、大事なことを忘れていました。
「たくさん笑う」こと。これも大切。
一人ひとりが「理性」をもって、この事態に落ち着いて対応していきたいですね。
私も、自分にできることを、淡々とやっていきたいと思います。
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